春香山 BC
2010/01/03-04
冬の遊びはスノーボード!
夏に冬に、良く登りに行く、銭箱の春香山に初滑りに行って来ました。
みなさんはBC(バックカントリー)という遊びはご存知でしょうか?
リフトなどを使わないで、自分の足で山に登って、圧雪されていない自然のフィールドを滑るという、野生児のための山遊びです。
札幌周辺には、このバックカントリーができるフィールドが、本当にたくさんあることが、自分がここに住んでいる理由の一つに挙げても良いかもしれないほどです。雪が降ったらヒョイといける。自然がすぐそこにあるということは素敵なことです。
今回は単独行で、前日の午後に入山し、麓から3時間、頂上の下30分程のところにある銀嶺荘という山小屋に一泊しました。ここにはたたみ一畳ほどもある、大きな薪ストーブが、小屋の真ん中にドカッと据えられていて、太い丸太をバカっと割っただけのような薪で暖をとります。薄暗い中、山小屋に到着してこのストーブに迎えられた時は、人類が初めてウホウホ言いながら火を灯すことに成功したころに抱いていたであろう、火に対する感謝の気持ちが蘇ります。
山小屋の宿泊客は僕一人で、外はシンシンと雪が降る中、翌日の真っ白なゲレンデを滑りだすイメージを膨らませながら、寝袋に入って2分ほどで、山に吸い込まれるように深い眠りにつきました。
そして翌日の朝、昨夜降っていた雪も止んで、小屋の外には真っ青な青空が広がっています。昨日は僕の時間の読み間違いで、ちょっと遅めに小屋に到着してしまったこともあり、若干不機嫌気味だった小屋の主人も、「今日はいいね。こんな天気も珍しい。」と、ニヤッとしてくれました。
山の中で見る、空の青と、雪の白のコントラストをシーズンの初めに見る時は、またこの世界に戻ってきたぞ!という、旅の中に生きているような感覚を思い出させてくれます。冬山の色彩は、ときに驚くほど鮮やかです。
そして、誰も登っていないピュアな雪原に、スノーシューで真っ直ぐ直登するトレースを刻みながら、独り頂上を目指します。
そしていよいよ頂上に到着。
焦る気持ちを、なんとかおさえ、登りながらイメージしたコースを上から確認しつつ、スノーシューをスノーボードに履き替えて、
大きく深呼吸して、
奇声をあげながら、スペシャルなパウダーの中に落ちていくのです・・・。
スノーボードを始めて9年。バックカントリーの面白さを知って7年ほどになりますが、まだまだビギナーです。はじめは道東の方で滑っていたので、札幌周辺のバックカントリーのフィールドは開拓し始めといった感じですが、そういった情報をお持ちの方や、一緒に遊びに行ける仲間を募集中です。そういう方いましたら、是非ともご連絡ください。
さぁ、次にドカ雪が降ったらどこに行こうかなぁ・・・。