Column171112 of HOLOMIN web 2018


Column 15

稲穂の家

札幌市の手稲区で、「稲穂の家」着工しました。
僕よりも少し若い世代の4人家族の一般住宅です。

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この敷地は住宅地の切り土地形であることもあり、周辺建物含めた模型で地形/道路との関係や、採光条件などをじっくり検討しています。
机上ではなかなかイメージしがたい実際の環境のことを、これまで何度も季節と時間を変えて現地確認する作業を通して、この敷地でのレイアウトに必然性を持たせていきます。

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建物の方針が決まると、スケールアップした模型で窓の配置や屋根の見え方など、より詳細なことについての検討を進めます。
仕上の素材感や屋根裏、木組みの納まりなど、HOLOMINではなるべくリアルな模型を通して、実際の雰囲気をお客さんにイメージしていただけるように心がけています。

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大きな三角屋根と、玄関の下屋(小屋根)と物置の関係と、そこに向うアプローチの雰囲気。

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冬越え工事となる稲穂の家の現場は、本格的に冷え込む前に基礎工事が完了しました。
ポーチの土間には施主がこの夏の海で拾ってきた素敵な玉砂利を埋込みました。
施工は最近竣工したMoiwashita Hutで活躍してくれた工務店のチームが入ることが決定し、HOLOMINチームも内部の家具と一部造作工事を担当します。
厳しくも熱い冬が始まりました。