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更新日 2013-06-21 | 作成日 2010-01-05

ブレキエーション.JPG

「うんてい作れますか・・・?」
先月、電話でそんな問い合わせがありました。

早速会ってお話を聞いていると、ブレキエーションという運動のための遊具をつくりたいとのこと。
ブレキエーションとは、ドーマン博士というひとが提唱している、赤ちゃんの運動能力のなかでも、特に手の把握反射(生まれながらにして備わっている握るという運動)を発達させることで、脳の発達を助けるという、大雑把にいうと、そんなかんじの理論です。
今回は、そのブレキエーションを研究している幼稚園の先生からの依頼です。

ブレキエーションについての資料をいただき、それらを眺めながら遊具のデザインに取り掛かりました。
運動用品のメーカーでそういうモノを製品化していて、アルミのマシーンのようなうんていの資料も見せていただきました。
勤めている幼稚園でもそれを利用しているとのことですが、幼稚園の遊戯室ではなくて、自宅のリビングに置きたいとのことで、もっと生活の中にあって違和感のないものを作りたいとのことです。
それに対するこちらの提案として、

・住空間にうまくなじむ家具のような遊具にすること。
・うんていとしての機能だけではなくて、
 登れるハシゴや鉄棒のような遊びもできること。
・住宅のリビングの中で、子供が居心地の良い小さなお家のような、
 モノではなくって場所にすること。
・将来子供が成長して、うんていとして使わなくなったときにも、
 それぞれのパーツが家具に生まれ変わる可能性を持っていること。

そんなお話をしながら、デザインを決定しました。
「一緒に作ってみませんか?」と聞いてみたところ、「なにか出来ることがあれば是非!」とのことでしたので、ワークショップ形式で一緒に作ることになりました。

今日の写真は、そんな作業風景の一部です。
完成したらまたHP上でお知らせしまーす。

What
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HOLOMIN

ホロミンは、幌見峠にある、
設計事務所です。
店舗・住宅等の一般的な設計の他、

「この建物、まだなんとか使えないかな・・・」
「自分で家を作りたいんだけど・・・」

そんな場面で、お客さんと一緒に考え、一緒に作るという仕事をしています。
あたまで考えること、手を動かして作ること。
この二つを職能として分離しない空間作りを心掛けています。

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粟野 琢
(アワノ タク)
一級建築士